愛媛県の大洲市はこのほど、城山公園植栽整備計画(2013~19年度)に基づき、大洲城天守そばに生えている3本のケヤキのうち、最も東側の1本を2月中下旬に伐採すると決めた。しかし城山の象徴的な木として親しまれてきただけに、伐採に反対してきた地元の城山区(24戸)の住民は6日夜、肱南公民館(大洲)で臨時の集会を開き、市に説明を求めた。
 3本のケヤキは大正期以降に本丸に植えられたとみられ、いずれも推定樹齢90~100年。高さ約20メートルで、周囲に高木がないこともあり遠くからでも目立つ。
 04年の天守復元に際し伐採話が持ち上がったが、城山区住民の反対で当時の市長が凍結した経緯がある。しかし市によると、石垣や地下の遺構を傷つける恐れが出てきたため、13年に意見公募などを行った上で植栽整備計画を策定し、ほかの樹木同様に順次伐採する方針を決めた。市は今年1月末から2月初めにかけ、城山区にケヤキ伐採を周知する文書を配布していた。